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「本絹の肌着がなければ生命が危ない」と言う奇病にとりつかれた、アメリカの生後2ヶ月の坊やが、日本の商社マンの好意で白羽二重2反を贈られ、無事に育ったと言うニュースが地元のシアトルの新聞に大きく報じられた。それによると、「坊やを苦しみから助けて。絹織物はありませんか」と言う訴えの手紙が商社マンの目に入った。

手紙の主は、アイダホ州レイウストン市に住むフレッド・マクフォール夫婦で、手紙には「生後2ヶ月のトラビスちゃんの皮膚が非常に敏感で、ちょっとした摩擦でもすぐ全身に火ぶくれを起こすようになった。これはアメリカ国内でも過去百年間に3例しかない奇病で、医師も子供の成長は難しいと言っています。

せめて、本絹の肌着がなければトラビスちゃんの生命が助かるのですが・・・・。でもレイウストン市では本絹は手に入りません。なんとか助けてください」と、切々とした訴えが書かれてあった。

商社マンは、直に日本から白羽二重2反を取り寄せ、夫婦に贈った。
本絹の肌着に包まれたトラビスちゃんは、うそのように火ぶくれも治まり、ミルクも飲むようになり危機を脱出したと言う事でした。